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好きな野菜ランキングでは、
玉ねぎ、キャベツに次いで人気のジャガイモ!
カレーやポテトサラダ、肉じゃがなど、そのレシピも豊富で、今や食卓には欠かせない存在となり、最近ではコロナ渦の自粛の影響もあって、
自分でジャガイモを栽培する人たちがとても増えています。
- 畑でジャガイモ作ってみたい!
- でも作り方が分からない
- 初心者で作れるのか不安。。。
管理人情報
・週末農業歴5年・WEBマーケティング歴3年
・見習い副業ライター
週末にレンタル農園を利用することで
年間30種類以上の野菜を栽培し続けている
週末農業家。
管理人が栽培した野菜たち
「ジャガイモの作り方を、初心者にも分かるように教えて欲しい!」
そんなあなたのために、
- 種芋の選び方のコツ
- 実写で分かる育て方の手順
- 超初心者でも簡単!裏技の栽培方法
について解説します。
じゃがいもは根菜類なので、育てる手間はそんなにかかりませんが、
種芋の選び方や栽培方法を間違えるとまったく育たなかったり、ちいさな芋ばかり採れてしまいます。。。
ここでは、初心者にも分かりやすいように
- 写真入りでの栽培手順
- 失敗しないためのコツ
- ちょっとした裏技
もご紹介しておりますので、
これであなたも失敗することなく収穫できること間違いなしです!
種芋の選びかたのコツ
ジャガイモは「種芋(たねいも)」と呼ばれる芋を植えて栽培します。
市販のスーパーで売っている食用のジャガイモでも種芋になりますが、できれば園芸用の消毒済みの種芋を選んでください。
ジャガイモの栽培スケジュール:植え付けは春と秋の2回ある!
ジャガイモは大きく分けて
「春植え」と「秋植え」の2つに分かれます。
春植えジャガイモの栽培スケジュール
- 3月上旬~中旬
土づくり - 3月中旬~下旬
植え付け - 4月下旬
芽かき・追肥 - 6月下旬~7月中旬
収穫
秋植えジャガイモの栽培スケジュール
- 7月中旬~下旬
土づくり - 8月上旬~中旬
植え付け - 9月中旬
芽かき・追肥 - 11上旬~
収穫
実写で分かる育て方の手順
ここでは実際の写真を交えながら、
ジャガイモの育て方を3つのステップで解説していきます。
- 土作りと種芋の植え付け
- 水やり、芽かきなどの栽培管理
- 収穫の目安と収穫方法
土作りと種芋の植え付け
先ず最初のステップとして、
土作りから種芋を植えつけるまでの手順を解説します。
土作り
ジャガイモは酸性土に対して適応性があり、逆にアルカリ性の土壌になると「ジャガイモそうか病」が出やすくなります。
日本の土地は酸性雨の影響を受け、酸性に寄っていることがほとんどなので、
苦土石灰などの石灰肥料をまく必要はありません。
どうしても心配な場合は、土壌pHを測定してpH5.0~5.5ぐらいになるように調整しましょう。
種芋のカット
種芋はそのまま植えつけるのではなく、
種芋を半分に切って植えつける場合がほとんどです。
理由としては単純に、
同じ種芋から得られる収穫量が、切った分だけ増えるからです。
一方、切って植える場合のデメリットは、
切った切り口から菌が入ってしまい病気や腐敗をおこしてしまうこと。
そのため、切り口を乾燥させて腐敗を防ぐ目的で、灰やジャガイモシリカ(天然高純度ゼオライト)を塗って切り口を保護します。
次に、種芋の切り方ですが、
「ナリジク」と言われるじゃがいものヘソの部分を上にして半分にカットします。
ナリジクを中心に半分にカット
種芋の植え付け
続いて種芋の植え付け。
まずは堆肥で土作りした場所をよく耕して、
幅20cm × 深さ15cmの細長い溝を掘ります。
次に、先ほどカットしたジャガイモの切り口に、
ジャガイモシリカ(草木灰)を塗って、
切り口を下にして溝の中に30cm間隔ぐらいで置いていきます。
溝の中に切ったジャガイモを並べる
そして溝の中に並べたジャガイモが隠れるぐらい軽く土を被せて、
その上から配合肥料を適量ふりまいて、最後に溝の中に土を被せればOK!
あとは芽が出てくるのを待つだけです。
水やり、芽かきなどの栽培管理
次のステップとして「水やり」や「芽かき」など、栽培時の管理について解説していきます。
水やりについて
ジャガイモは、種芋を植えつけた直後だけたっぷり水をあげますが、その後はほとんど水やりの必要はありません。
自然の雨にまかせるだけでOKなので手間いらずです。
植えてから約2週間もすれば、このように小さな芽が出てきます。
芽かきについて
さらに植えてから1か月ぐらいたつと、1つの株から5~6本の芽が出てくるので、
このうち2本を残して他の芽を全て引き抜く「芽かき」という作業をします。
「芽かき」は養分の分散を防ぎ、充実した大きさのジャガイモを収穫するために行うものなので、
必ず実施しましょう!
まあt芽かきは、残す芽の根元をしっかりおさえて、
株ごと抜けないように注意してください。
追肥と土寄せについて
ジャガイモは「芽かき」の後と、さらにその2週間ぐらい後に、
化成肥料などで追肥します。
またその2回目の追肥の際、
しっかり株元に土を集めて盛る「土寄せ」という作業を実施してください。
「土寄せ」は、ジャガイモが大きくなるスペースを確保するために行うもので、
土の盛り方が不十分な場合には、地表にジャガイモが露出して緑色に変色してしまうので、
厚めにしっかりと根元を埋めてあげましょう!
引用元: https://hcvalor-navi.com/gardening/konsai/potato/potato-tebiki から画像を引用
緑色に変色した皮の部分には「ソラニン」という自然毒が集まっているので、土寄せが不十分で緑色に変色してしまったジャガイモは、絶対に食べないでください。
収穫の目安と収穫方法
葉っぱが黄色くなって枯れてきたら収穫の目安です。
株を根元から掘り起こして、取り残しのないように全て収穫してしまいましょう!
ジャガイモは水に濡れたまま収穫してしまうと腐りやすいので、
天気が良くて土がしっかり乾いた状態のときに収穫するのがベストです。
収穫したジャガイモを洗って保管するのは、腐りやすくなるのでNGです。
超初心者でも簡単!裏技の栽培方法
ジャガイモは畑で植えるだけでなく、
実はここで紹介する裏技を使えば、畑を持っていない人でも簡単に栽培することができます。
袋を使ってジャガイモを栽培する
畑でジャガイモを栽培していると、ときどき小さな芋を取り忘れることがあって、それが種芋となって次の年に芽を出してまた収穫できることがあります。
つまり、
暗い土の中に放置するだけでも、ジャガイモは勝手に大きく育ってくれる
これを利用したのが「ジャガイモの袋栽培」です。
準備するもの
- 20リットルぐらいの土が入る麻袋 (しっかりした袋なら何でも可)
- 培養土 (20リットルぐらい)
- 化成肥料
栽培の手順
- 麻袋に培養土を半分ぐらい入れる
- 袋の中に種芋を1つ入れる (大きい場合は半分にカット)
- 5cm高さまで土を加え入れる
- 芽が5~6本になったら芽かき
- 芽かき後に化成肥料を追肥
- さらに2週間後にも追肥
- 葉が黄色くなってきたら収穫
培養土が入っている袋をそのまま利用してもOKです。
まとめ
- ジャガイモは、
- 水やりの必要が少なく、
- 酸性土壌にも強いので、
酸性土の多い日本の土地でも、とても栽培しやすい野菜です。
また、袋の中に放り込んでおくだけでも作れるので、
初心者にもおすすめな野菜です。
畑を借りて本格栽培したい人はシェア畑というレンタル農園がおすすめです。